日本メディカル給食協会主催のもと2年に1度、病院等の食の提供に関し、食に対する評価や要望に応じるため、治療食、介護食の献立作成、調理技術及び下処理から盛り付けに至るすべての調理工程についての審査並びに試食を含めたコンテストです。
『給食界の甲子園』ともいわれる本コンテストは、高度な調理技術の開発、食の資質向上を行い、より良い治療食や介護食を提供することで、国民医療・高齢者の福祉の向上に寄与することを目的としています。
本コンテストでは『治療食部門』 『一般食部門』 『行事食部門』の3部門に分かれており、それぞれの部門にテーマと1日のエネルギー等の栄養量、食材料費が日本メディカル給食協会から設定されます。
当社が参加したのは『一般食部門』、今回のテーマは「高齢者に優しい食事」です。
調理技術及び下処理から盛り付けに至るすべての調理工程並びに試食が審査され、
その結果『医療関連サービス振興会理事長賞』を受賞いたしました。
私たちのコンセプトは「優しすぎない優しさ」です。 噛む力を維持する為、やわらかい食材は形を残します。 なんでもかんでも刻まない、なんでもかんでもゼリー食にしないことで、 常食と比べても見た目にかわりなく一緒に楽しめる食事を考えました。 また免疫力を高める為、たんぱく質・緑黄色野菜を摂れるようにしています。
朝食のフレンチトーストサンドは、 ペースト状のスープに浸して食べて頂けるようにしており、 浸す時間は、噛む力に合わせて調節して頂けます。
昼食のサワラの西京焼きは、 パサつきを感じさせないよう、 味噌だれとよく練り合わせ形成しなおし、 トロミのある味噌だれで照りつやを出しました。
夕食は、お肉を食べたい方でも ストレスなく食べて頂けるように、 肉は細かく刻み、長芋を加えることで、 舌で押し潰せるようにした焼きロール豚カツです。